京懐石 花伝が新しく設えた月下庭園湯、「野宮」と「藤」。
庭園の心なごむ緑をたっぷりと奢りました。
「藤」には超極小の気泡が生み出す絹色となめらかな肌ざわりの湯を。
「野宮」には心地よい気泡を纏ってくつろげる寝湯と大胆な噴流の刺激に凛とする立ち湯を配し、いずれにも湯船のまわりには月下天空に接するくつろぎの床をめぐらせました。
序破急で表現される節度ある能の心。
作法を重んじる茶の湯の心。
平安朝四百年の優雅の極み。
源氏物語にみる繊細かつ大胆な運び。
京都、一千二百年の伝統と技、などなど・・・。
花伝の心がけすべてが、贅を尽くしたここ、二つの湯にも息 づいています。