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一期一会

出発まで

仕事一筋だった夫が定年退職してから、少し経ったときのこと。
普段、旅行に行こうなんて言わない夫が、
急に京都へ行こうと言い出したので、私はずいぶん驚いた。

「お父さんが定年退職したら京都に行きたい」

いつか私がそう言っていたことを覚えてくれていたのだ。

計画

京都へ行くなら…
何度も思いを巡らした憧れの旅へ、2人で出かけられるのだ。
せっかく泊まるなら、京都らしさが感じられる宿がいい。
旅の疲れを癒してくれるような気持ちのいいお風呂もあって、
夜の食事はやっぱり、京都ならではの料理が味わえるような。
それに、あちこち名所巡りがしやすいように、交通の便がいいお宿。

「そんな宿は中々ないよ」という夫の横で、
インターネットであれこれ検索してたどり着いたのが、

私の欲張りな願望をすべて満たしてくれそうな「花伝」。

インターネットでそのまま予約も完了!
なんて簡単便利な世の中になったんだろう。
思い出深い退職記念旅行になりそう。早くも嬉しい期待がわいてくる。

京都駅から花伝へ

京都駅から旅館までは「京都市営地下鉄 烏丸線」を利用して移動。
「四条駅」から徒歩8分ほどで「花伝」へ到着。
街中にあって、駅からの移動も少し。
なにかと荷物のかさばる旅行、便利な立地がうれしい。

宿の前まで来たら、通りから玄関まで風情ある長い小道が…
細部まで凝った造りに感動しつつも、

どこか懐かしい、ホッとする雰囲気に心が和む。

散策

チェックインまでの時間、荷物をフロントに預けて旅館の周辺を散策。
旅館の人に、京の台所で知られる錦市場まで歩いて行けることを教えてもらい、
さっそくお買い物へ。その後、六角堂まで足を伸ばして、かわいらしい鳩みくじを購入。
みごと大吉を引き当てた夫は、「幸先がいい」と嬉しそう。

ずっと忙しく働いていた夫と、こうしてゆっくり歩ける日がくるなんて。

楽しい時間はあっという間に過ぎていくよう。

チェックイン

チェックインのため、花伝へ。
入り口の長いアプローチには行灯の灯がともされ、
朝とはまた違った趣きが漂う。
ライトアップされた風雅な造り。

幻想的だな」と夫もすっかり京の風情に魅せられているよう。

チェックインをすませると、仲居さんに案内されてお部屋まで。
床の間に飾られた季節の花、落ち着いた和のしつらえ。
控えめながらも、小さな気配りがしっかり行き届いている仲居さん。
おしぼりとお茶を用意してもらい、歩き回った足の疲れも忘れて、
すっかり寛いでしまう。

お風呂

少し休んだら浴衣に着替えて3階にある大浴場へ。
温泉成分を含むというお湯はとてもまろやかな肌ざわり。
窓の外には、街中とは思えない苔むした庭園が望めて、
あまりの気持ちよさに、ついつい長風呂。

ポカポカと芯から温まったら、
日ごろの疲れもすっかり癒えたみたい。

温泉成分のせいか、肌もつるつるしている。夫は気がつくだろうか。

お土産処

館内のいたるところに、京都の景色をうつした版画や舞妓さんの絵画、それに骨董品も。
お土産処へ寄ると、仲居さんの話す“はんなり”とした京言葉が聞こえてきたりして、京都にいるのだなぁとしみじみ感じ入る。

お料理

夜、お部屋で頂くのは、楽しみにしていた京懐石!
旬の京野菜たっぷり、お出汁のきいたやさしい味わい。
それに一皿ずつ、絶妙なタイミングで運んでくれる仲居さん。

おいしい料理と心地いいおもてなしに、
最高に贅沢な気分を満喫!
お酒のせいもあるのか、無口な夫もいつになく饒舌になっている。

そして、そろそろ料理も終わりというころ、
頼んだ覚えのないミニボトルのワインが運ばれてきて…

「ご勇退、おめでとうございます」

さきほどの私たちの会話で「退職記念旅行」と知った
旅館からのサービスだとか。
思いがけないプレゼントに大感激! 夫もとても嬉しそう。

就寝

意外なおもてなしに触れて、

記念旅行がより思い出深いものになったね」と夫。

夫とも会話が弾み、楽しい夜が過ぎてゆく。明日の観光に備えて、今日は少し早く就寝。

朝風呂&朝食

朝のお風呂は全面ガラスの大きな窓から朝日がたっぷりと差し込んで、開放感いっぱい。

湯に浸かり、ウッドデッキで清々しい空気に触れたら、目覚めもすっきり。

その後、夫と一緒に朝食がいただける大広間へ。

チェックアウト・京都市内観光へ

10時のチェックアウトまで時間、
部屋に戻ってもう一度観光スポットの下調べ。
四条烏丸の交差点まで行けば地下鉄にもバスも通っている。
どの名所にも気軽に行けそう。

時間があれば、仲居さんが教えてくれた「智積院」まで行ってみようかな。
なんだか1泊しただけなのに、
ずいぶんとゆっくりさせてもらったような充実感。

次はいつ京都へ来ようかしら。

満たされた思いからか、早くもそんな思いがよぎる。
女将に玄関まで見送ってもらい、さあ、京都旅行の2日が始まる。

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