日本人の歴史・伝統・技術・文化の結晶
旅館とは…
日本固有の”衣・食・住”の全てが体幹できる宿泊旅館。
「旅館」には日本人の歴史・伝統・文化が深く根付いています。
世界共通にあるホテルとは違い、日本固有文化の影響をいまもなお色濃く残しながら、オーナーそれぞれの趣味・嗜好・関心ごとが建物やサービスなどに大いに反映されている、世界に日本しかないオリジナルの宿泊施設、それが「旅館」です。
旅館ではお客様に浴衣(簡易の着物)の提供がされています。
一昔前まで、着物は日本人の生活着であり、日本の原風景の一部でした。
生活スタイルが変化し多様化した現代では、着物を生活着として着用している日本人はほとんどいません。
旅館では客人自ら浴衣を着て過ごし、衣服から日本文化特有の生活を体験していただけます。
旅館では、朝夕の食事を提供することが基本となっています。
ユネスコ無形文化財にも登録され、世界中から注目される「和食」の真髄、そして伝統的なお料理から、家庭的なお料理まで、土地々々にある四季の移ろいを重んじる日本文化の片鱗を気軽に体験していただけます。
元々日本の建築は木造ですが、近年では旅館も鉄筋コンクリート造りであることが一般的です。長い歴史をもつ旅館では2階建て程度の木造であることが多く、建物全体が評価されている。鉄筋コンクリートの旅館も内装はあくまで和風です。
その建物様式がどれくらい伝統的であるかは施設により様々ですが、少なくとも畳や床の間、障子などの設えは多くの施設で共通しています。これは日本の気候や風土、精神に由来し、様々な知恵から生み出されたものです。
伝統的な住まい様式を受け継いでいるからこそ「旅館」が日本特有の宿泊施設であり、古き良き生活体験ができる貴重な場所なのです。
古都・京都に泊まる…
かつて1200年もの間、日本の首都として栄えた「京都」。
日本の文化・歴史を数多く創造し、今もなお大切に保存・後継し続けている、世界でも有数の文化都市には、日本の”文化・歴史・芸能・芸術”が集約されています。
古き良き日本文化を体験できる場所に根付いた”衣・食・住”そして昔ながらの”客人をもてなす心”を受け継ぐ京都の「旅館」は、国内外問わず、訪れた人たちが日本文化をより深く体験できる場所です。